本ワークショップは中止となりました。
ステディカムは映画やテレビ業界内で一般的に使用されているツールですが、その機能をフルに発揮させて良い結果を得るためには正しいトレーニングが必要です。正しいトレーニングを受けたオペレーターは、ステディカムを単なるスタビライザーとして操作するだけではなく、プロデューサーやディレクターが望む個性的な画づくりに大きく貢献することができます。また、複雑な移動シーンを効率よく録れるだけでなく、そのショットにドラマティックなペース配分と奥行き感を表現できるようになります。
ティッフェン・インターナショナル社公認のステディカム・ブロンズ・ワークショップは、将来の活躍を期待されるオペレーター達、そして既にステディカムを運用しているオペレーター達を対象にしており、比較的軽量なリグを題材にしてその構造と動作テクニックを基礎から学び直す絶好の機会です。
ワークショップ期間中は参加者達には常にリグに接する機会が与えられ、グループ内の頻繁なローテーションによって何度もリグを着用して実践的な訓練を積む事が出来ます。


このワークショップで得られること
1)ステディカムの組み立てとセッティング、及びカメラその他アクセサリーの正しい装着方法の理解。
2)ステディカムの構造、動作及び操作原理の理解。
3)ダイナミックバランスを含めたシステム全体のバランス調整。
4)ベストの正しい着用
5)カメラ重量に対してサスペンションアームの適切な調整。
6)レストポジション(休憩の姿勢)の理解。
7)スムーズで優美に見えるスタート(歩き出し)とストップ(停止)動作の習得。
8)ポストを操作してのパンショットの習得。
9)オペレーター自身の身体を使ったパン操作の習得。
10)横方向トラッキング撮影の習得。
11)被写体の中心に据えた円周撮影の習得。
12)カメラを前後に向けつつ前方に歩く撮影の習得。
13)前後移動のスイッチングの習得。
14)役者が椅子に着座した姿勢から立ち上がるまでの一連の動作の追い方の習得。
15)ステップや階段がある撮影現場での有効な対処法の習得。
16)廊下やコーナーで最高の画を得るためのテクニックの習得。
17)ローモードへの変更方法の習得。
18)遮蔽物越しに撮影する際のテクニックの習得。
19)オペレーターにとって困難な条件下での撮影についての知識の習得。
上記はワークショップ期間中にインストラクターがカバーする講習内容の一部であり、実際には複数の課題を組み合わせたより実際の撮影現場に近い状況を想定したトレーニングが行われます。
インストラクター
柏原 一仁 : 銀一ステディカム・カスタマーサポートスタッフ
荒井 茂 : 銀一ステディカム・カスタマーサポートスタッフ
ほかTiffen社認定インストラクター
参加対象者
小型及び中型のステディカムを使用する技術の習得に興味がある方。
定員
12名(先着順)
評価・指導について
ワークショップは参加者自らの仕事の質を向上させることにあり、オペレーターとしての適正や「合格」「不合格」を決めるものではありません。
しかし、ワークショップを引率するインストラクターは技術トレーニングや座学、ディスカッションでの参加度合い、そして最終日に行われるテスト撮影の結果も見ながら、参加者ひとりひとりの習得度合いと技術向上を常にモニターしており積極的に個別アドバイスと指導を行います。
ワークショップ期間・会場・及び費用
2020 年 3 月 10 日(火)(9:30~18:00)から11 日(水)(9:30~18:00)2 日間の通い制(1 日のみの途中参加は出来ません)
日本大学芸術学部江古田校舎
〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
1 名 ¥55,000.-( 税込 )
使用機材
AERO15, AERO30, Zephyr, Archer2SP, M2(予定)
申込
本ワークショップは中止となりました。
協賛
日本大学芸術学部 ( 敬称略 )